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AIクローラーとrobots.txt・llms.txt AIに自社サイトを読ませる設定のしかた

2026-10-20・約14分で読めます・執筆 ナビラボ編集部
AIクローラーとrobots.txt・llms.txt AIに自社サイトを読ませる設定のしかた
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ChatGPTやGeminiなどのAIが、自社のサイトを読んで答えるには、まず、サイトを読みに来るクローラーを、拒否していないことが前提です。ところが、知らないうちに、AIのクローラーをブロックしているサイトも少なくありません。この記事では、AIのクローラーの種類と、robots.txtの書き方、llms.txtの考え方を、整理します。
AI検索対策のポイントこの記事は、AI検索対策そのものを扱っています。AIの回答は操作できませんが、AIが参考にする情報は自分で整えられます。
この記事の内容
  1. まず確認 AIのクローラーを、ブロックしていませんか?
  2. AIのクローラーの種類 目的で分けて考える
  3. robots.txtの確認と書き方
  4. llms.txtとは どこまで期待してよい?
  5. robots.txt以外に、AIに読ませるために整えること
  6. ケース別の例(架空のサイト)

まず確認 AIのクローラーを、ブロックしていませんか?

クローラーは、サイトのページを読んで回る、自動のプログラムです。検索エンジンだけでなく、AIのサービスにも、それぞれ、クローラーがあります。

サイトの入口にある「robots.txt」というファイルで、クローラーごとに、読んでよいか、いけないかを、指示できます。

問題は、robots.txtが、意図せず、AIのクローラーを拒否していることがあることです。

セキュリティの設定や、サイト制作時の古い設定、プラグインの初期値で、「すべて拒否」になっていることがあります。

AIに、自社を知ってもらいたいのに、入口で断っている状態です。

この記事の内容は、各社が公開している情報にもとづく一般的な説明です。AIがどのページを、どう使うかは、各社が決めていて、設定をしても、紹介や引用は保証されません。
まず、自分のrobots.txtを確認する(図解)
図: まず、自分のrobots.txtを確認するの要点

AIのクローラーの種類 目的で分けて考える

AIのクローラーは、目的によって、大きく3つに分けて考えられます。

「AIの学習に使う」「検索結果を作るために使う」「ユーザーの質問に答えるために、その場で読む」です。会社によって、クローラーの名前が分かれています。

主なAIクローラー(2026年10月時点の一般的な整理)
名前運営主な目的
GPTBotOpenAIAIの学習のためのデータ収集
OAI-SearchBotOpenAIChatGPTの検索機能で、サイトを見つけやすくするため
ChatGPT-UserOpenAIユーザーの質問に答えるために、その場でページを読む
Google-ExtendedGoogleGeminiなどの学習・回答への利用を、管理するための指定
PerplexityBotPerplexity検索結果に、サイトを載せるため
ClaudeBot などAnthropicAIの学習・回答のための収集(種類が複数ある)
bingbotMicrosoftBing検索のためのクローラー(Copilotなどにも関わる)

名前や役割は、各社が変更することがあります。必ず、各社の公式ページで、最新の情報を確認してください。

ここで大切なのは、「学習に使われるのは嫌だが、検索や回答には出たい」という考え方も、できるという点です。

会社によって、クローラーが分かれているのは、そのためです。

ただし、お店や会社のサイトの場合は、むしろ、AIに正しく読んでもらいたいことが多いので、基本は、許可する方向で考えます。

robots.txtの確認と書き方

まず、自分のrobots.txtを確認する
  1. 1
    ブラウザで、自分のサイトの末尾に /robots.txt をつける例: https://example.com/robots.txt
  2. 2
    「Disallow: /」と書かれていないか見るすべてを拒否する指示。意図していなければ、直す。
  3. 3
    AIクローラーの名前が、拒否されていないか見るGPTBot・OAI-SearchBot・Google-Extendedなどの名前を探す。
  4. 4
    管理者・制作会社に、確認して直してもらう自分で直せない場合は、このページの説明を渡して依頼する。
AIのクローラーを許可する、robots.txtの例
# 検索エンジンと、AIのクローラーを許可する
User-agent: *
Allow: /

User-agent: GPTBot
Allow: /

User-agent: OAI-SearchBot
Allow: /

User-agent: ChatGPT-User
Allow: /

User-agent: Google-Extended
Allow: /

User-agent: PerplexityBot
Allow: /

# 管理画面など、見せなくてよい場所は拒否する
User-agent: *
Disallow: /admin/

Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

管理画面・会員ページなど、公開したくない場所は、Disallowで外します。サイトマップの場所も書いておきます。

特定のAIだけを、拒否したい場合の例
# 学習用のクローラーだけを拒否する例
User-agent: GPTBot
Disallow: /

# 検索・回答用のクローラーは許可する
User-agent: OAI-SearchBot
Allow: /

何を許可し、何を拒否するかは、お店や会社の方針で決めます。迷ったら、まず許可で、様子を見る方法もあります。

robots.txtは、あくまで「お願い」のファイルです。ルールを守るクローラーは従いますが、守らないものもあります。

本当に隠したい情報は、robots.txtではなく、会員ページやパスワードで、守る必要があります。

llms.txtとは どこまで期待してよい?

llms.txtは、AIに向けて、サイトの概要や、読んでほしいページの一覧を、テキストでまとめておく、というアイデアです。

サイトの入口に、/llms.txt というファイルを置きます。一覧や説明を、人が読んでも分かる形で書きます。

llms.txtの位置づけ
項目現状の整理
できることサイトの概要・主要ページ・運営者を、AIにも分かりやすい形で、まとめておける
できないこと紹介や引用を、保証する。順位を上げる
公式な位置づけ広く提案されている書き方で、主要なAIサービスが、必ず使うと約束したものではない
置いて損があるか損はほとんどない。更新を忘れると、古い情報が残る点だけ注意

使われるかどうかは、各AIサービスの判断です。置いた場合は、内容を最新に保ちます。

当サイトでも、サイトの概要を書いた llms.txt と、記事の本文をまとめた llms-full.txt を置いています。

ただし、これらを置いたことで、AIに紹介されることを、保証できるものではありません。「置いて損はないので、置いている」というのが、正直なところです。

llms.txtの書き方の例(架空のカフェ)
# ナビカフェ 広島店

> 広島市中区にある、コーヒーと焼き菓子のお店です。営業時間は、平日9:00〜18:00です。

## 主なページ
- [メニューと料金](https://example.com/menu): ドリンク・フード・セットの価格
- [アクセス](https://example.com/access): 住所・駐車場・最寄りの駅
- [よくある質問](https://example.com/faq): 予約・子連れ・アレルギー対応

## 運営
- 運営: 有限会社ナビ商店
- 連絡先: info@example.com

店名・内容は、架空の例です。事実と違うことは、書きません。

robots.txt以外に、AIに読ませるために整えること

クローラーを許可したあとの、チェックリスト
  • ✓robots.txtで、AIのクローラーを拒否していない
  • ✓サイトマップ(sitemap.xml)を用意し、robots.txtにも書いている
  • ✓大事な情報が、画像ではなく、テキストで書いてある
  • ✓ページの表示が重すぎない(読み込みが遅いと、読まれにくくなることがある)
  • ✓JavaScriptでしか表示されない情報に、頼りすぎていない
  • ✓店名・住所・電話・営業時間が、マップやSNSと同じ
  • ✓構造化データで、基本情報を機械にも伝えている
  • ✓noindex(検索に出さない指定)を、うっかり入れていない

自社サイトに貼れる構造化データ(LocalBusiness)を、入力するだけで作れます。

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ケース別の例(架空のサイト)

ケースA 制作時の「全拒否」が、残っていた工務店

サイトを作り直したとき、公開前のテスト用に、robots.txtで全体を拒否していました。

公開後も、そのまま残っていて、検索にもAIにも、読まれにくい状態でした。

Disallowの行を消し、サイトマップを書き、Search Consoleで確認したところ、数週間で、ページが読まれ始めました。

ケースB プラグインが、AIをブロックしていたクリニック

WordPressのセキュリティのプラグインが、「ボットの拒否」を、初期設定で有効にしていました。

検索エンジンは許可されていましたが、AIのクローラーが、拒否されていました。

設定を見直し、医療広告ガイドラインに配慮した、正確な診療情報だけを、読めるようにしました。

ケースC 学習は避けたい、写真家のサイト

作品の写真を、AIの学習に使われたくない写真家は、学習用のクローラーを拒否し、検索・回答用のクローラーは許可しました。

ただし、robots.txtは「お願い」にすぎないため、高解像度の作品は、サイトに載せないなどの、別の工夫も、あわせて行いました。

自社のサイトを、AIに読んでもらうかどうかは、お店や会社の方針です。まず、現状を確認し、意図しない拒否だけを、なくすことから、始めてください。

Googleなどの画面・機能の名前や仕様は、予告なく変わります。この記事は2026年10月時点の一般的な内容です。操作の前に、各サービスの公式ヘルプも確認してください。

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robots.txtを許可にすれば、AIに紹介されますか?
保証はできません。許可は「読んでもらえる前提」をつくるだけです。紹介されるかどうかは、情報の正確さや、各AIの判断によります。
GPTBotを拒否すると、ChatGPTに出なくなりますか?
GPTBotは、主に学習用のクローラーとされています。検索や回答には、別のクローラーが関わるとされます。ただ、仕様は変わるため、OpenAIの最新の案内を確認してください。
llms.txtは、必ず置くべきですか?
必須ではありません。置いて損はほとんどありませんが、使われるかどうかは、AIサービスしだいです。内容は、最新に保ってください。
自分でrobots.txtを直せません。
サイトの管理者や、制作会社に、依頼してください。この記事の「robots.txtの例」を、そのまま渡すと、伝わりやすくなります。
robots.txtに書けば、情報を完全に隠せますか?
隠せません。ルールを守らないクローラーもあるためです。本当に隠したい情報は、会員ページやパスワードで、守ってください。

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