AI検索はGoogleマップの口コミを見ている?データと対策

AIにお店を聞く人が増えています。その答えの裏側で、Googleマップの口コミが使われている可能性が高いことが、公式の資料と調査からわかってきました。データと、今日からできる対策を整理します。
AI検索対策のポイントこの記事は、AI検索対策そのものを扱っています。AIの回答は操作できませんが、AIが参考にする情報は自分で整えられます。
結論 まず整えるのはGoogleマップの口コミと基本情報
AIの回答は操作できません。ただし、AIが参考にする情報は整えられます。
なかでも、Googleマップ上の口コミ・評価・基本情報は、無料で自分で整えられて、効果が大きいと考えられます。
この記事では、確認できたデータと、そこから言えること、そして今日からできる対策を、順番に説明します。

確認できたデータ
約45%過去1年に、AIでお店を探した人(米国・前の年は6%)
97%AIを使う人のうち、AIの推薦を口コミで確かめることがある人
★4.3ChatGPTで推薦されたお店の平均評価(SOCi調べ)
出典:BrightLocal「Local Consumer Review Survey 2026」(米国の成人1,002人)、SOCi「2026 Local Visibility Index」(2026年3月公開)。米国のデータで、日本では状況が異なる可能性があります。
- Googleの開発者向け資料「Grounding with Google Maps」(2026年10月9日更新)は、Geminiが、場所・口コミ・写真・住所・営業時間などをGoogleマップから取得して答えられると説明しています。「Googleのユーザー口コミなどのマップデータをもとにした回答」ができるとも書かれています。
- BrightLocalの調査では、AIでお店を探した人が約45%で、前の年の6%から大きく増えています。
- 同じ調査で、AIを使う人の97%が「AIの推薦を、実際の口コミで確かめることがある」と答えています。AIで見つけたあとも、口コミが見られているということです。
- SOCiの調査によると、ChatGPTで推薦されたお店の平均評価は★4.3でした。
注意:BrightLocalは米国の調査、SOCiは事業者向けサービスを提供する会社の調査です。また、ChatGPTやPerplexityが何を参照しているかは、運営会社が詳細を公表していません。断定ではなく、「そう考えられる」という範囲で受け取ってください。
ここから言えること
- 1AIや検索に「近くのおすすめは?」と聞くChatGPT・Gemini・Googleマップなど。
- 2AIが、地図の情報・口コミ・サイトを参考に、候補を示すGeminiは、口コミなどのマップデータをもとに答える仕組みを持つ。
- 3お客様が、候補のお店の口コミを確認する米国の調査では、AI利用者の97%が確かめることがある。
- 4来店・連絡する口コミが整っていると、ここで選ばれる。
- Geminiは、Googleマップの口コミを根拠に答える仕組みを公式に持っています
- AIを使う人も、最後は口コミを見て判断します
- そのため、AI経由でも、そうでなくても、Googleマップの口コミが選ばれる理由になります
今日からできる対策
- 1Googleビジネスプロフィールを登録し、オーナー確認を済ませる無料。登録ガイドで手順を確認できます。
- 2来店客に、感想をお願いする仕組みを作るレシートやお会計のときにQRコードなど。
- 3「どんな点が良かったか」を書いてもらいやすい声かけをする内容を指定したり、高評価を誘導したりはしない。
- 4すべての口コミに、丁寧に返信する低評価にも誠実に。
- 5店名・住所・電話・営業時間を、各マップで同じ表記にそろえるApple・Bing・公式サイトも。
口コミを買う、特典と引き換えに高評価を頼む、身内に書かせる——これらはGoogleの規約に反し、ステマ規制の対象にもなります。やってはいけません。
具体的な口コミが、AIにも伝わりやすい
「美味しかった」という口コミは嬉しいものですが、AIが紹介文を作るときの材料としては、情報が少なめです。
「駐車場が広くて、高齢の親を連れて行きやすかった」「子ども用の椅子があって助かった」のような具体的な口コミは、どんな人に向いたお店かを説明する手がかりになります。
情報が少ない口コミ
- 美味しかったです
- また行きます
- 良いお店でした
具体的な口コミ
- 駐車場が広く、ベビーカーのまま入れました
- 平日のランチは、待たずに座れて、仕事の合間に助かりました
- 予約なしでも、子ども連れで個室を案内してもらえました
具体的な口コミは、書く人が、書きやすいきっかけがあるほど増えます。「どんな場面で使ったか」を聞くひとことが、きっかけになります。
口コミ以外に整えること
- 店名・住所・電話番号・営業時間の表記を、すべてのマップと公式サイトで統一する
- カテゴリ・サービス・属性を、実態に合わせて入れる
- 公式サイトに、サービス内容・料金の目安・対応エリア・よくある質問を、文章で書く
- 写真を定期的に更新する
口コミは大切ですが、口コミだけでは足りません。
AIは複数の情報源を照らし合わせて答えるため、基本情報の正確さと、場所による食い違いの少なさが、土台になります。
まずは登録から。どの欄に何を入れるかを、画面のイメージ図つきで解説しています(無料)。
Googleマップの登録ガイドを見る各マップの店名・住所・電話・営業時間が揃っているか、まとめて比べられます。
店舗情報の整合性をチェック自分でやる時間がない・不安な方へ。登録や情報修正のサポートも行っています。
登録・修正のサポートを見るAIは本当にGoogleマップの口コミを使っていますか?
Geminiについては、Googleが「口コミなどのマップデータをもとに答える」機能を公式に説明しています。ChatGPTやPerplexityの参照元は公表されていないため、断定はできません。
口コミを増やせば、AIで紹介されますか?
保証はできません。口コミは、AIが参考にする情報のひとつです。基本情報の正確さなどとあわせて整えることが大切です。
口コミが少ないお店は、どうすればいいですか?
まず、来店客が書きやすい仕組みを作ります。レシートへのQRコード掲載などが、取り組みやすい方法です。無理に増やそうとせず、続けることが大切です。
日本のデータはありますか?
この記事で紹介した調査は、米国のものです。日本の状況は、異なる可能性があります。日本のお店でも、口コミを整えて損はないと考えられます。